Mender OTAソフトウェアアップデートソリューションがArmadillo-IoTゲートウェイ G3に対応
Mender OTAソフトウェアアップデートソリューションがArmadillo-IoTゲートウェイ G3(以下、Armadillo-IoT G3)に対応いたしました。ソフトウェアアップデート機能やリモートメンテナンス機能、リモートアクセス機能をArmadillo-IoT G3上で利用することが可能となり、「ソフトウェアファースト」による戦略的なビジネスモデルのシステムを実現することができます。
Mender OTAはセキュリティボックス、監視カメラ、セキュリティゲートなどのネットワークソリューション、スマート金庫などのネットワークに接続されたセキュリティ製品のファームウェアアップデートなどで、主にヨーロッパやアメリカで広く使われているOSS(オープンソースソフトウェア)です。SaaSサービスの日本代理店を行うtESCC Japanが提供し、コードギア株式会社が技術サポートをしています。
Mender OTAの主な特長
- デバイス側とサーバー側の両方で更新プロセスをカスタマイズできるため、MenderはIoTゲートウェイのアプリケーションに適しています。これにより、特定のワークフローのニーズに合わせた制御と柔軟性が得られます。
- デバイスのファームウェアはMenderサーバーのMenderアーティファクトにラップされ、必要に応じて接続されたゲートウェイデバイスにプッシュされます。これらはすべて最初から最後まで自動化されます。
関連情報
[プレスリリース・tESCC Japan] ソフトウェアファーストIoTシステム構築に向けて Mender OTAがArmadillo-IoTゲートウェイG3に対応
Armadillo-IoTゲートウェイ G3 製品概要
Menderについて
Menderはノルウェー発のOSSであり、Mender OTAはLinuxベースのIoTデバイスにOTAアップデート機能を追加する、クライアントサーバーアーキテクチャのオープンソースアップデートソリューションです。サーバー側はdockerベースを含めて多様なファイル形式によるアップデートをサポートし、オンプレミスやパブリッククラウドで実行可能です。クライアント側は様々なLinuxプラットフォーム向けの移植例がコミュニティベースで公開されています。開発元はMenderのサーバーサイドをSaaSサービスとしても運営しており、ユーザーは月額使用料を支払うことで面倒なサーバー運営から解放されるオプションを選択可能です。
tESCCについて
tESCC(European Solutions and Consultancy Company)は、産業、医療、防衛、自動車産業向けに、オープンソースの標準化に基づいて最先端の組み込みソフトウェアソリューションとサービスを提供するために設立されたITソフトウェアコンサルタント会社tQCSの完全子会社です。tESCCは、アジア太平洋地域におけるMenderのソリューションとサービスに関する唯一かつ排他的なパートナーです。
コードギア株式会社について
コードギアは2002年に設立されました。IoTシステム開発、Windows/Windows Embedded系OS、Linux、AndroidのOS移植、ミドルウェア、ドライバー開発、NVIDIA Jetsonプラットフォーム開発等の豊富な開発実績を持ちます。要件定義から設計、実装、試験まで、経験豊富なエンジニアがお客様の組み込みシステム開発とMender OTAの導入を強力に支援します。