エッジAI端末「Armadillo-IoTゲートウェイ G4」にLTE搭載モデルを追加 ~可搬性を向上させたIoTゲートウェイ~
2022年4月5日
株式会社アットマークテクノ
エッジAI端末「Armadillo-IoTゲートウェイG4」にLTE搭載モデルを追加
~可搬性を向上させたIoTゲートウェイ~
株式会社アットマークテクノ(本社:札幌市、代表取締役:實吉 智裕、以下アットマークテクノ)は、エッジAI処理に対応したNPU[※]搭載のIoTゲートウェイ「Armadillo-IoTゲートウェイ G4」にLTE通信機能を搭載したモデル(以下「G4LTEモデル」)を追加しました。
※NPU: Neural Processing Unit
エッジコンピューティングによるAI処理(以下「エッジAI」)が注目される中、エッジAI向けの機器は高い処理能力を実現するために大電力が必要なうえ、高価格帯の製品がほとんどです。そのため「エッジAI」の言葉の広がりほど多くの分野へ普及するに至っておりません。
このような状況の中、2021年9月に発表した「Armadillo-IoTゲートウェイG4 LANモデル」(以下「G4LANモデル」)は、導入しやすい価格帯ながらもNPUを搭載し、高い性能を持ちつつ省電力で発熱が少ないため、設置性の高い製品として好評を博しています。
この度追加されたG4LTEモデルは、G4LANモデルの機能をベースにLTE通信機能を搭載したことで可搬性が高くなり、今まで以上に設置環境を選ばず、エッジAIの適用分野をより広げることができるようになりました。
またG4LTEモデルはG4LANモデルと同様に、コンテナアーキテクチャを採用したLinuxベースのOS「Armadillo Base OS」を踏襲し、長期に運用するIoTシステムに適しています。Armadillo Base OSはコンパクトで堅牢な仕組みになっており、ソフトウェアアップデートの仕組みも標準提供されています。
本製品は出荷開始に先立ち、東京ビッグサイトにて開催される「組込み/エッジコンピューティング展」(Japan IT Week春 内、会期:2022年4月6日~8日)のアットマークテクノブース(東5ホール, 小間番号:E37-33)にて、複数のAI処理を実現するIoTゲートウェイのデモンストレーション展示を行います。
ACアダプタ等がセットになった開発セットは71,500円(税込)で2022年4月18日から出荷される予定です。
クラウド側で学習したAIモデルをエッジ側で推論
コンテナアーキテクチャのArmadillo Base OS
Armadillo-IoTゲートウェイG4 LTEモデル/LANモデル 開発セットの主な仕様
Armadillo-IoTゲートウェイ G4 LTEモデル開発セット [NEW] |
Armadillo-IoTゲートウェイ G4 LANモデル開発セット [2021年9月発表] |
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型番・写真・価格 | 型番:AGX4520-C02D0 |
型番:AGX4500-C00D0 |
CPU | NXPセミコンダクターズ製 i.MX 8M Plus Arm Cortex-A53(1.6GHz) 4コア、NPU(2.3TOPS) |
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RAM | 2GB(LPDDR4) | |
ROM | 10GB(eMMC, pSLCモード) | |
LAN | RJ45×2(1000BASE-T, AUTO-MDIX対応) | |
モバイル通信 | LTE Cat 4 (3キャリア対応, ナノSIMスロット) | |
USB | USB 3.0×1(Type-A) | |
SD/MMC | マイクロSDスロット×1 | |
ビデオ/オーディオ | マイクロHDMI端子(Type-D) ×1, HDMI Audio対応 | |
セキュアエレメント | NXPセミコンダクターズ製 SE050 | |
メンテナンスポート | USB micro-Bシリアルコンソール | |
入力電源 | DC12V±10% | |
消費電力 | 約3W(定常状態), 約6W(LAN×2, LTE通信時) | 約2.5W(定常状態) |
動作温度範囲 | -20~+60℃ | -20~+70℃ |
拡張I/F | MIPI CSI-2(カメラ入力), LVDS出力(4レーン) ※ケース装着時は使用不可 |
MIPI CSI-2(カメラ入力), LVDS出力(4レーン), USB2.0, CAN, UART, GPIO, I²C, SPI, I²S, 他 ※ケース装着時は使用不可 |
外形サイズ | 143×100.5×26mm |
プレスリリースのPDF版は下記より閲覧いただけます。
関連ページ
Armadillo-IoTゲートウェイ G4 製品概要(Armadilloサイト)
Armadillo-IoTゲートウェイ G4 LTEモデル開発セット(Armadilloサイト)
アットマークテクノおよび「Armadillo」について
株式会社アットマークテクノは、組み込み機器向けの省電力CPUボードとその関連技術を自社独自ブランド「Armadillo(アルマジロ)」として展開しています。「Armadillo」は2001年に初代機を開発して以来、データロガーや通信機器、産業機器の操作盤やインフォメーション端末など、さまざまな組み込み機器のプラットフォームとしてご採用いただいています。2014年には「Armadillo-IoTゲートウェイ」シリーズを開発、以降IoT時代にマッチする製品開発を推進し、2021年にはシリーズ累計で55万台超の出荷を達成しました。
株式会社アットマークテクノの詳細情報
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