デザイン・ゲートウェイと業務提携 Linux対応のBluetoothプロトコルスタック「At-BT」を発売
株式会社アットマークテクノ(札幌市:代表取締役 実吉 智裕)と株式会社デザイン・ゲートウェイ(東京都:代表取締役 篠原 秀和)は製品の販売と技術供与に関する業務提携を行なうことに合意しました。今回の合意によりアットマークテクノで開発されたLinux対応のBluetooth(※1) プロトコルスタック「At-BT」はデザイン・ゲートウェイより発売されます。
デザイン・ゲートウェイはハードウェア設計を中心に設計開発業務を行なっておりアットマークテクノが持つLinuxやBluetooth等のソフトウェアやネットワークの技術を融合することで、 今後更に発展・普及するであろうネットワーク機器のシステムソリューションを提供することが可能となります。また札幌を本拠地とするアットマークテクノにとって東京を中心に営業活動を行なうデザイン・ゲートウェイの営業部門を活用することで、セールス展開が更に加速されます。
今回発売される「At-BT」は近距離無線通信「Bluetooth」のプロトコルスタックです。 オープンソース方式で開発されているOS(基本ソフト)「Linux」に対応し、Bluetoothの最新規格Ver.1.1に準拠しています。Linuxに対応しているBluetoothプロトコルスタックでは、日本初のBQB(※2)の認証を取得しています。 また、ロイヤリティが不要なためコスト要求が強い量産向け製品にも適用できます。認証済みの「At-BT」を採用することで、Linuxベースのサーバやセットトップボックス、PDA(携帯情報端末)の短期間での開発が可能となり、Time-to-Marketが約束されます。
尚、東京ビッグサイトで開催される「第5回組込みシステム開発技術展(ESEC)」(2002年6月26~28日)のデザイン・ゲートウェイのブース(No.18-9)にて「At-BT」の展示・デモンストレーションを行ないます。
※1 Bluetooth 2.4GHz帯を利用した近距離無線通信の規格です。Bluetoothを利用した無線ネットワークは、携帯電話、ノートパソコン、カーオーディオをはじめとする様々な情報家電の機能として搭載されることが見込まれています。
※2 BQB(Bluetooth Qualification Body:公認判定者) Bluetoothを搭載した製品には、Bluetoothロゴ表示が義務付けられています。ロゴ認証を取得するには、製品をBQTF(Bluetooth Qualification Test Facility:公認テストサイト)でテストし、 そのテストレポートを元にBQBが認証可否を判定します。
株式会社アットマークテクノの事業概要:
株式会社アットマークテクノ(札幌市、代表取締役:実吉 智裕、資本金20,000,000円)は、1997年11月に設立されたシステムハウスです。マイコンを使った組込み機器のハードウェア/ソフトウェア開発を得意とし、 Bluetoothのプロトコルスタックの他、Linuxに対応した小型CPUボードの開発なども手がけ、情報家電向けに特化した技術開発を行っています。 http://www.atmark-techno.com/
株式会社デザイン・ゲートウェイの事業概要:
株式会社デザイン・ゲートウェイ(東京都、代表取締役:篠原 秀和、資本金10,000,000円)は、2001年11月に設立されたシステム提案型の設計会社です。次世代を担う先進のハードウェア設計を中心に設計開発業務を行っています。 http://www.dgway.com/