アットマークテクノとコネクシオが共同開発:高性能・小型低価格IoTゲートウェイ~「Armadillo-IoTゲートウェイ G3L」でさまざまな“つなぐ”を実現~


コネクシオ アットマークテクノ

2016年5月9日
株式会社アットマークテクノ
コネクシオ株式会社

アットマークテクノとコネクシオが共同開発

高性能・小型低価格IoTゲートウェイ
~「Armadillo-IoTゲートウェイ G3L」でさまざまな“つなぐ”を実現~

 

株式会社アットマークテクノ(本社:札幌市、代表取締役:實吉 智裕、以下「アットマークテクノ」)とコネクシオ株式会社(本社:東京都、代表取締役:井上 裕雄、以下「コネクシオ」)は、「ARM Cortex-A7(1GHz)デュアルコア」の高性能プロセッサを搭載した小型で低価なIoTゲートウェイを共同開発しました。

製品の特長と比較

「Armadillo-IoTゲートウェイG3L(アルマジロ・アイオーティーゲートウェイ・ジースリーエル、以下「G3L」)」は、上位機種「Armadillo-IoTゲートウェイG3(以下「G3」)」と同様の「ARM Cortex-A7(1GHz)デュアルコア」の高性能プロセッサを採用しています。IoT時代に向けて技術が進化する中、クラウド側だけでなくIoT機器側でも高度な処理を行う「エッジコンピューティング」の重要性が増しており、従来製品に比べて大幅な高速化を実現しています。
また、多彩なアドオンモジュールを選択して柔軟に拡張できる「G3」に対し、「G3L」は、インターフェースを厳選し、標準化することでサイズの小型化を実現するとともに、お求めやすい価格を実現させました。LTE、LAN、WLAN(IEEE802.11a/b/g/n準拠)の他、スマートメーターの通信規格としても利用されているWi-SUNに対応しているので、スマートハウス[*1]の実現に必要不可欠なHEMS機器[*2]のプラットフォームとしても利用でき、企業向けの小型IoTゲートウェイとして最適です。

Armadillo-IoTゲートウェイ G3 (今回の新製品)
Armadillo-IoTゲートウェイ G3L
特長
アドオンモジュールの差し替えで、柔軟に拡張できる。産業用特機やPoC(Proof of Concept)に最適

汎用インターフェースを標準化し、小型・低価格化を実現。HEMS機器や企業向け小型IoTゲートウェイに最適
サイズ 155.8×125.8×47.0 mm 118.0×57.0×30.2 mm
開発セット価格 59,500円(2016年6月発売予定) 36,800円(2016年秋発売予定)
量産モデル価格 オープン価格 25,000円~[*3]

「G3L」は「G3」と同様に汎用的なLinuxディストリビューション「Debian GNU/Linux」を採用しており、パソコンのように開発を進めることができます。「G3」開発セット(型番:AGX3020-D00Z、2016年6月発売)を利用することで、「G3L」の発売に先行して試作開発・性能評価を行うことも可能です。

[*1] スマートハウス:IoT技術などを用いて、エネルギー管理をすることができる住宅のこと。電気やガスなどの使用量をモニター画面などで「見える化」や家電機器を「自動制御」することが可能。
[*2] HEMS機器:HEMS(ヘムス)= Home Energy Management Systemの略称。家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムを表す。
[*3] 量産モデルは搭載モジュール等の仕様により価格が異なります。詳細はお問い合わせください。


製品説明

ハードウェア[*1]

プロセッサ NXPセミコンダクターズ製 i.MX 7Dual
ARM Cortex-A7(1GHz)デュアルコア
メモリ 512MB
記憶容量 内蔵4GB(システム領域含む)、microSD
LAN 100BASE-TX / 10BASE-T, AUTO-MDIX対応
無線LANモジュール WLAN+BTコンボモジュール(WL1837MOD) IEEE802.11a/b/g/n(最大150Mbps)[*2]
モバイル通信 LTE( SIMスロット:マイクロSIMカード対応[*3]
シリアル(UART) ×1
USB USB 2.0(Host/Device[*4])×1 (High Speed)
カレンダ時計 RTC搭載
LED 3個
スイッチ タクトスイッチ×1
入力電源 DC8V~26.4V
動作温度範囲 -10℃~+60℃(ただし結露なきこと)
筐体サイズ 137.6×57.0×30.2mm(突起部を除く)

ソフトウェア

  • Linuxプリインストール(Linux 3.14)
  • ディストリビューション:Debian GNU/Linux

[*1] 設計段階の予定仕様です。
[*2] 無線LANモジュール搭載時の理論値です。
[*3] NTTドコモのLTE(Xi®)エリアに対応しているマイクロSIMカード(パートナーから提供)を利用可能です。
[*4] HostまたはDeviceモードを利用できます。


製品の展示

アットマークテクノとコネクシオは、2016年5月11日(水)から13日(金)まで東京ビッグサイトで開催される展示会「第5回 IoT/M2M展 春」(「Japan IT Week2016春」内、組み込み開発技術展(ESEC)と併催)のアットマークテクノブース(ブースNo.西3-71)にて、「G3L」および「G3」を展示します。

●「第5回IoT/M2M展 春」の詳細情報: http://www.m2m-expo.jp/(主催者Webサイト)
アットマークテクノブースの展示情報


アットマークテクノとコネクシオについて

アットマークテクノ、「Armadillo-IoT」について

アットマークテクノは、札幌に本社を構える開発メーカーで、ARMプロセッサ搭載の組み込みプラットフォーム「 Armadillo(アルマジロ)」など、自社ブランド製品の開発・製造・販売を行っています。 「Armadillo-IoT」は、「Armadillo」製品をベースとした堅牢で柔軟な設計のゲートウェイを中心に、IoTの「Things(モノ)」に必須の機能・サービスをまとめて「IoTデバイスプラットフォーム」として概念化したブランドです。パートナー各社が提供する通信回線やクラウドプラットフォームへの対応も進んでおり、センサ接続からクラウド連携まで、ハードウェア周りとその周辺サービスまでを広くカバーしています。


コネクシオ、「G3L開発とIoTの根幹を支えるコネクシオの技術」について

特殊車両や自動販売機向けをはじめとするM2M/IoTサービスに30万台以上の通信機器の納入実績で培ったコネクシオの技術は、新製品G3Lの開発に存分に活かされています。携帯電話販売代理店としての通信に関する豊富な知識をもとに利用環境に応じたハードカスタマイズ、ネットワークとアプリケーションへの負荷を考慮した安全で確実なデータの伝送、時には現地対応も行うきめ細かいサポート等、お客様が提供するIoTサービスの根幹を支えています。


本リリースに関するお問い合わせ先

「Armadillo-IoTゲートウェイ G3」購入に関するお問い合わせ

株式会社アットマークテクノ 営業部

コネクシオ株式会社 IoT・MVNO営業部


報道関係のお問い合わせ

株式会社アットマークテクノ(企画室)

コネクシオ株式会社(経営企画部 広報・IR課)



※「Armadillo」は、株式会社アットマークテクノの登録商標です。その他このプレスリリースに記載されている会社名および製品名は、各社・各団体の登録商標または商標です。TMおよび®マークは記載していない場合があります。

詳細情報

「Armadillo-IoTゲートウェイ G3L」の詳細情報(Armadilloサイト)

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